重視すべきは?優先順位を決める

現在の家族構成を意識して決めよう

住宅購入時には建売住宅から選ぶだけでなく、注文住宅を建てる方法があります。注文住宅が持つ大きなメリットは、家族構成など住む人のニーズを反映できることです。特に、間取りや建築資材などにこだわりがある人にとって、注文住宅は理想的といえるでしょう。注文住宅を建てるときは、設計の段階から関わることができます。住宅が完成してから後悔しないためにも、自分の希望をしっかり伝えておきたいものです。

しかし、あれもこれもと欲張るのは得策ではありません。すべての要求を満たそうとすると無理がでてきます。そうならないためにも、現在の家族構成に合った住宅設計を行うことが大切です。もちろん、予算に合うかどうかも大事なポイントです。予算を超えないかどうか意識しながら、優先順位を決めていきましょう。

加齢や家族構成の変化も意識しておこう

住宅は建てて終わりではありません。新築時にはまとまったお金が必要ですが、経年劣化にともなうリフォームを視野に入れた資金計画も大切です。特に、水回りの傷みは激しいことを知っておきましょう。

長年暮らしていくうちに家族の高齢化が起こります。また、子どもが独立して家を出る、子どもや孫と同居するなど、家族構成が変わることも多いでしょう。みんながストレスなく暮らすためには、家族の身体機能などにも配慮しなければなりません。その結果、住宅のバリアフリー化が必要になることもあるでしょう。特に、使用頻度が高い水回りや住居スペースのリフォームは必至です。リフォームをスムーズに行うためにも、段差をなくする、廊下を広く取るなど、最初の設計段階から意識しておくとよいでしょう。